短歌のルール

短歌のルール③ 句と句のあいだに空白は必要なの?

短歌の句と句のあいだって空白が必要なの?

 こんな疑問にお答えします。

短歌の句と句のあいだに空白は必要なの?

 以前の記事で説明したように短歌は5・7・5・7・7の計31音、初句~結句までの計5句で構成されています。

 結論から言うと句と句の間に空白を入れる必要はありません

全ての句の間に空白のある短歌
歌:ナカムラロボ

 上記の歌はすべての句のあいだに空白を入れてみました。

 これを読むと空白の部分でリズムが途切れ、読みにくくなっています。

 ただ、空白も使い方次第で有効になる場合もあります。

空白にはどんな効果があるの?

 空白はあえて入れることで一部を強調できたり、リズムを調整できたり、時間の経過を表現したりできます。

初句の二句の間に空白のある短歌
歌:ナカムラロボ

 この歌はあえて初句のあとに空白を入れています。

 私はこれにより「帰りたい」という気持ちの強調や、一人でいる時間、孤独を表現したいと思いました。

 このように空白も作者が意図して使えば意味のある表現になりえます。

それと余談ですが短歌上級者の方は句と句のあいだどころかひとつの句のなかに空白を入れる方もいます。皆さんも短歌づくりに慣れてきたら色々なパターンの歌を詠んでみてくださいね。

本記事のまとめ

・句と句のあいだに空白は入れる必要はない。

・空白は意図して使うことで強調や時間の経過を表すこともできる。

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