短歌のアドバイス

短歌のアドバイス⑦ 短歌ってどこに発表・応募すればいいの?

短歌をつくってみたけど、
どこに発表したり応募したりすればいいの?

この記事ではそんな疑問にお答えします!

もっとも簡単なのはSNS

 短歌をつくったので誰かに見てもらいたい……!

 そんな願望をもっとも簡単にかなえられるのがTwitterなどのSNSです。ここでは誰かに審査されることもなく、自分の発表したい歌を自分の好きなタイミングで公開することができます。

 投稿の際に #tanka などのハッシュタグをつければ同じSNS上で短歌をしてる方に気付いてもらえる可能性も高いです。

 さらに投稿した歌にいいねやリツイートなどの反応をもらうことで歌を読んでもらう楽しさも味わえると思います。まだ公募に作品を提出するのはハードルが高いな……というひとはまずSNSから始めてみてはどうでしょうか。

短歌投稿サイト

 次におすすめしたいのは短歌の投稿サイトです。

 すでに知っている方もいると思いますが「うたの日」「うたたね」など、短歌の投稿サイトは複数あります。

 そこでは同じサイト利用者からの投票を受ける、また自身も評価する側に回って投票することができる場合も多く、参加すると自然に「短歌を読む力」も身についてくると思います。ただ発表するだけじゃなく評価を受けたい・してみたいという方は投稿サイトを検索してみてください。

NHK短歌

 毎週日曜日朝6時からEテレで放送されている『NHK短歌』。

 この番組はネットなどでテーマに沿った短歌を募集し、入選作をテレビで紹介しています。また毎月発売している『NHKテキスト NHK短歌』では入選作以外のすぐれた作品も掲載しています。

 NHK短歌はテレビで歌が紹介されるため「入選したときの達成感」が非常に大きいです。また入選作以外の優れた歌も「佳作」などで雑誌に掲載されるため世に出る間口は広く感じます。

 審査に関しては有名な歌人の方が担当しており、好きな歌人の方に採用してもらえた時は格別の喜びを味わえます。短歌を詠むのに慣れて次のステップに進みたい方へ真っ先に進めたい媒体のひとつです。

新聞歌壇

 各新聞で公募している「新聞歌壇」。

 よく目にするのは「朝日歌壇」・「東京歌壇」・「日経歌壇」・「毎日歌壇」・「読売歌壇」あたりでしょうか。もちろんこのほかの地方紙などでも公募をかけている場合があります。気になる方は地元の新聞にコーナーがあるか調べてみましょう。

 こちらは週に一日、各選者が約10首ほどを選び新聞に掲載します。採用の門は狭くなりますが、その分選ばれたときの達成感は別格です。応募方法はネットやはがきによる投稿など、媒体により違いがありますので「〇〇歌壇 応募」で検索してみましょう。

 新聞歌壇もNHK短歌同様、有名歌人の方が選者を務めています。どの新聞に投稿するか迷っている人は、好きな歌人が選者をしている歌壇へ投稿してみてはどうでしょうか。

各短歌賞への応募

 最後に紹介したいのは「各短歌賞」への応募です。

 短歌賞は一首単位で公募をかける「NHK全国短歌大会」「角川全国短歌大賞」、連作で公募をかける「笹井宏之賞」「角川短歌賞」など。そのほか地方で開催されているものまで含めると相当数の公募があります。

 こういった短歌賞は入賞者へ賞金や賞状が授与されたり、連作の公募については歌集の出版が約束される場合もあるなど特典が非常に豪華です。ただそのぶん応募者の数は多く、入賞はかなり難しくなります。また応募の際に参加料が必要な場合もあるため注意しましょう。

 大規模な短歌賞への入賞は歌人の多くが目指す場所。自身の腕試しをしたい方は是非挑戦してみましょう。

最後に

・短歌の発表が最も手軽にできるのはTwitterなどのSNS

・短歌の投稿サイトでは歌への評価を受けたり、自分が評価することもできる

・短歌の公募先としてNHK短歌、新聞歌壇、各短歌賞などがある

・応募の方法は公募先を検索して確認してみましょう

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