短歌のエッセイ

短歌のエッセイ④ 短歌と俳句の違いってなに?

この記事では短歌と俳句の違いについて、
ルールや表現上の違いを書いていきたいと思います。

ここから書く内容はあくまで個人の意見ですので予めご了承ください。

短歌と俳句 ルールの違い

 短歌の基本的なルールは以前解説した通り5・7・5・7・7の計31音で季語は不要ということ。

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 そして俳句のルールは5・7・5の計17音で季語が必要ということ。

 つまり使える音数と季語の有無がルールの違いになります。

俳句の特徴

 俳句は音数の少なさと季語の制約があります。

 だからこそ「一瞬で情景を浮かばせる」こと、そして「読者に委ねる余白を増やす」こともできます。

俳句
歌:ナカムラロボ

 これを読むと美しく咲くカキツバタが思い浮かぶと思います。

 ですが主体が「美しく咲くしかないカキツバタ」へ思いを馳せているのか、主体の「美しく生きるしかない」思いをカキツバタへ重ねているのか、感情面ははっきりしない部分があると思います。

 この「一瞬の描写」と「感情の余白」が俳句の特徴だと私は考えています。

短歌の特徴

 では短歌はどうなのか。

短歌
歌:ナカムラロボ

 上記の歌は前述の俳句に下の句を足し短歌にしたものです。雨が加わることによって雨のなかに咲くカキツバタの情景、そして主体自身が抱える悲壮な覚悟のようなものが伝わらないでしょうか。

 短歌の特徴は俳句に比べ字数が多いぶん「シーンを詳細に描写できる」点読者の感情に方向性を持たせられる」点にあると思います。

もちろんここにない俳句と短歌、それぞれの特徴があると思います。
興味があるひとはどちらも詠んで違いを体感してみてください。

短歌と俳句の共通点

 短歌と俳句どちらも詠むうえで共通していたのは、

  1. 伝えたいこと(シーンや感情)を自分のなかで明確にする
  2. 伝えたいことを読者に伝えられる言葉を選ぶ(無駄をなくす)
  3. そのうえで読者にシーンや感情を想像させる余地を残す

 私個人としてはこの三点だったと思います。

短歌と俳句 どちらかに絞らないといけないのか

 私は絞っても絞らなくても大丈夫だと思います。

 実際私の周りにはどちらも詠んで結果を残している方も多くいらっしゃいます。

ただ私の場合は俳句を詠むことで短歌のリズムが頭から抜けていく感覚があったため短歌に絞りました。

 つまり私は不器用だったんですね。笑

 何度も何度も詠んで沁み込んだ、短歌のリズムを忘れてしまうのが怖かったんです。でもいつかまた。俳句を詠みたいと思うときが来るかもしれません。

両方詠むもどちらか詠むもよし。詠めそうなときに詠むもよし。自分に合った付き合い方で短歌も俳句も楽しく詠んでいきましょう。

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